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豊橋市内のアパレル工場㈱シーエスマインドさんと一緒に企画させて頂いた。
”縫製工場を見学して、工場の設備とプロの助言をもらいながら洋服を作ってみよう”
という企画をさせていただきました。
今回の企画は㈱シーエスマインドの鈴木社長との会話の中で聞いた事がキッカケになっています。
「服はデザインしているところと販売しているところに光が当たるけど、
作っている現場に光が当たる事が少ない、縫製工場は暗いところではなく、
モノづくりに対して前向きな人が技術を磨きながら働いている場所です。」
鈴木社長は作っているブランド名以外、隠すところは何もない、
工場内はオープンにしますと言って今回の企画に乗ってくださいました。
告知にあたっては㈱プラネッツの吉富さんにもご意見を頂き、お力を貸していただきました。
事前予約で定員5名のところ15名を超える予約を頂いたのですが、
予想以上の反応で、今回は初めての試みと言う事もあり、
枠は増やさず先着で6名の方に参加していただきました。
当日、初めに㈱シーエスマインドの鈴木社長が自ら工場を案内していただき、
参加者の方に見学をしてもらいました。
まずは裁断する所。
延反台に布を伸ばして、天井からプロジェクターから投影してその通りに自動で裁断していきます。
(あっという間に、パーツが裁断されました)
つづいて、縫製のラインを見学させていただきます。
たくさんのミシンをそれぞれ作る服に合わせて、集めてライン化しています。
縫製技術を持った方たちが、慣れた手つきで仕上げていきます。
最後に、仕上がりをチェックするところは、訳アリで画像無ですが、
一着一着手作業で入念にチェックをされていました。
少しの傷やほつけも見逃しません。㈱シーエスマインドさんは百貨店などで売られている
ブランドなどの縫製が多いため、品質は徹底的に管理されています。
(あの有名ブランドもここで縫製されていました。)
そして、工場見学が終わると、実際にベテランスタッフさんに指導を受けながら、工業用ミシンで服作りです。
皆さん、初めは工業用ミシンに驚いていましたが、
すぐに慣れたようでどんどん仕上がっていきます。
家庭用ミシンを違い、その生地、その部分に合わせて調整されている
ので縫いやすいし、早いです。
ソーイングでおなじみの待ち針やクリップなども使用しません。
その代わりキレイに縫い合わせるコツや、どのタイミングでアイロンをかけるとか、
細かいプロの仕事を教わりました。
一時間程で完成です。
モノづくりの現場と、そこで働く人達の事、どんな思いで洋服が作らているのか。
を知って欲しいなぁと思いました。
参加費が買うよりも高いという声も頂きました。
でも買う経験はどこでも出来ますが、
縫製工場で、自分の物を作る体験はなかなか出来る事ではないと思います。
(もちろん生地も良い物を使っていますし、実際にこれが市場に出れば参加料よりももっと高い金額になりますが)
衣食住のうち、食や住の作り手や作っている現場は、
毎日メディアでも見ない日は無い程、取り上げられています。
もっと衣の作り手や現場に目を向けられ手ても良いのでは?と思います。
気軽に買えるものは気軽に捨てられていきます。
“物を大事に”と言うのは作り手の思いや現場を知る事で生まれる気持ちの様な気がします。
こんな活動が、もし環境を守る活動に繋がったら良いのになと、ふと思いました。
何にせよ、多くの方のご協力で無事に終わったことに感謝いたします。
ありがとうございます。